今年もあっという間です。

気づけばもう11月になろうとしています。
さて、年が明けて1年を頑張るぞ!と思っていたらあっという間に年の瀬まであと少し。
なんていう速さなんでしょう。

色々とやりたいことは山積みなのですが、現在、少々、立て込んでおります。
年末も近くなると、毎年恒例みたいな部分もあるのですが、なんとか時間を割いて、クリスマスやウィンターバージョンのカードデザインをZonnigの方に出品したいと思っているのですが、少々スロースターターとなりそうです。

10月一杯は、進行中のプロジェクトのデザイン担当をしておりまして、ひと段落したらと思っています。

また、アップできる時期がきましたら、新作のカードをご紹介いたします。
よろしくお願いいたします。

日本独自の伝統が形を変えて。家紋と水引。

15年程前に家紋にハマっていた時期がありました。
それまで、冠婚葬祭のときの母親の着物についてるなぁ~と思うくらいで、気にもしなかったのですが、自分の家系の家紋がなんという名前なのかを知りたいと思ったのがきっかけでした。

母方の方は『桐紋(きりもん)』で、母親が「桐紋は、皇室と同じ紋なのよ~。」と言っていたので、我が家のどこにその血筋があるのか、さっぱりわからず、調べてみると家紋がない一般庶民が、行事の際に着物につける紋が無くて代用して使っていた流行りのようなものだったようで・・・笑

もちろん、皇室からのなんらかの血筋の方々もいるとは思いますが、我が家は、「流行り」の路線じゃないかと睨んでいます。ただ、その事実は、なんだか桐紋を語るとき、うれしそうな母親には内緒にしておこうと思いました・・・汗。

そんなわけで、家紋に興味をもって、何冊か本も買いましたが、由来や詳しい背景などそっちのけで、私はひたすらそのフォルムと構成を眺めていました。

家紋には、どこに行ったらこの家紋の人に会えるんだろう?と思うような変わった紋模もたくさんありました。カニやエビ、農耕具のようなものまで。

この家紋がすごいと思うのは、絵柄を考案した人がすごい。形にするのも難しいような自然現象(例えば雷など)を紋というロゴマークにしたり、あの小さな円形に収まるように数々の生物や事柄を簡素化して、具現化しているあたり・・・想像力とセンスしかありません。

それから、職人さんが手書きで着物に描いていたということ。コンピューターも無い時代に、あんなに正確にシンメトリーで描けるという技術。

その時代にタイムスリップできるなら、どんな人がどんな風に家紋を考えたのか、描く手法を考えてたのか見てみたいです。

さて、この家紋ですが、世界に誇れる日本独自の紋章なのですが、ロゴマークとしてとても洗練されたものと世界中のデザイナーを魅了してきました。日本の家紋を参考に考案された企業のロゴもたくさんあります。それだけ、家紋には、ロゴマークとしての優秀な要素がたくさん詰まっているんです。現代に生きる私達も、先人の知恵を参考にさせてもらうこともあります。

伝統は、形を変えてその時代にあった人々に寄り添うものになっていきます。

そんなことをふと思い出したきっかけは、水引アクセサリーなるものを知ったときでした。用途は違えど気軽に手にする機会になっている!!と嬉しく思いました。世代によっては、水引という言葉に馴染みのない人もいるんだろうなぁ。と思いきや、こうして、素敵なアイテムに姿を変えて知る機会になるなら、いいですよね。
といっても、私は、水引を作る業者でもなんでもないんですけど。笑
いち日本人として、ずっと後世にも残ってほしい伝統だなぁと思っています。

そんなわけで、水引アクセサリーを眺めていて、これが伝統的な梅結びなんだ~と知っていくうちに、また、気になるスイッチが発動。水引ってどんな種類がどれだけあるの?となり、家紋のときのことを思い出したというわけです。笑

興味は、さておき、とりあえず手にしてみたいと思って、梅結びのアクセサリーを眺めていたのですが、そこでピピっと目を引いたのが、

ラクマのkanachanさんの作品でした。
選ぶときに深い緑がいいな~と、思っていたので、これだと思ったわけです。

kanachanのショップをラクマでチェック!
https://fril.jp/shop/792e22386078c123811b419b642b8d5c

実際、手にしてみるとフォルムもキレイですし、大きさからちょっと重みがあるのかな?と想像していたら、想像よりも軽くて耳への負担もありません。ボリュームがあるのに耳に負担がないなんて、願ったりかなったりです。

それから、しばらくして、10月末に広告会社の社長さんとの打ち合わせの食事会の日取りが決まりました。この社長さんとは、もう長い付き合いなのですが、関東と関西という距離で直接あわずにツーカーで仕事をしていたので、会って打ち合わせするのがなんと8年ぶり!!その事実にびっくりしつつ、今回は、体調が万全でないため、一緒にこれなかった奥さん(兼スタイリスト)に手土産を~と、同じカラーのものをkanachanさんにお願いしました。余談ですが、奥さんの呼び名も「かなちゃん」なんですよね。そんなこともあり、勝手に親近感を沸かしている私です・・・。
奥さんは、金属アレルギーがあるので、樹脂フックにしてもらいました。対応くださりありがたいです・・・。それから、カラー違いのものもお願いしました。

奥さんの方は、社長よりもさらに古い付き合いで、学生時代からの親友でもあり、VORMSで一緒にオフィスデザインや、店舗の壁紙をデザインしたり、企業の印刷物のデザイン企画をしたりしました。彼女もまた、日本の伝統的な物が大好きなので、この水引アクセサリーへの関心と良さを共有できるだろうなと思いました。

それからこの梅結びは、固く結ばれた絆、魔除け、運命向上という意味合いもあるのだそうです。なんとパーフェクトな!!

彼女の手に渡ってからの反応が楽しみです。

自由に選べるシリーズ!

Zonnigで自由に選べるシリーズを作りました。
こちらはすでに印刷で仕上がっているものなので、選んでいただき、ご購入後、すぐに発送可能です。

10月一杯(10/31)までは、どれでも10枚単位でしたら、組み合わせ何種類でも60枚まで対応可能なキャンペーン実施中です。

注文例:Aを10枚、Bを30枚、Eを10枚、Fを10枚 
※合計で60枚になれば、何種類でもOKです。

是非、いろんな種類のサンキューカードをお楽しみくださいませ。

メルカリ https://www.mercari.com/jp/u/346356395/

ラクマ https://fril.jp/shop/825b7153560f3e7413ccccf5256c7f5e

ミンネも出品はじめました。

ミンネ(minne) https://minne.com/@zonnig

minne(ミンネ)はじめました。

minne(ミンネ)というハンドメイドマーケットへの出品も始めました。
こちらでも、各フリマへ出品している同じものも出品しますが、主には結構クセのつよいデザイン物、または、オリジナルデザイン物、をプッシュしていきたいと思っています。
オリジナルデザイン物としては、ハンドメイドにより近いアナログな手法で背景デザインを制作し、デジタルデータ化していきたいと思いますので、ぜひ、お楽しみに!!

https://minne.com/@zonnig

素材を生かして

食べることが大好きな私は、最近、新鮮な野菜を食べることがMYブームとなっております。おいしい野菜は、生でそのまま食べても勿論美味しく、さっと茹でて、塩で食べても美味しい!そんな中、今、こだわっているのが、フリルレタスとトマトです。
美味しいフリルレタスとトマトを日々、探しつつ買っては食している毎日です。

付き合わされる家族は、「また、フリルレタスー???」とやや苦情がでているので、ブロッコリースプラウトなども混ぜて単独感をださない雰囲気づくりなどしつつ・・・汗

アタリのトマトは、塩でいただくのですが、ちょっと好みと違ったときには、お出汁と甘酢で和風マリネにして食卓に出すのですが、もはや手が伸びるのは私だけになっております・・・。アタリの生トマトは、家族も各々の食べ方で食べてくれています。

ちなみに甘味の強いトマトを選ぶときは、トマトの下側(葉がついてるのが上)のとんがりがありますよね、そこに薄くでている星の模様が大きいものがいいそうですよ!

というわけで、素材を生かすという意味では、写真素材選びにも通じるものがあります。ポスター制作などでは、写真素材がメインとなり構築していくことが多々あります。
どの写真を提案し、採用するかで与える印象はガラリと変わります。
訴求性を高めるためにどのようにトリミングするかも大切な要素です。

この写真素材を選出する作業が、とても時間がかかる時があります。自分のさじ加減でもあるのですが、好きな作業なだけに時間を忘れてしまいがちです。選びながら、あーなってこーなって・・・と想像を膨らませるわけですが、この写真ならこうなるな~やら、これなら、こうできるぞー!と、無限なだけに止まりません。

そうこうしているうちに、選出したものの日の目を浴びないものもあったりします。

写真素材を色々と保管していると、いつか使うかもしれない!などと、簡単に捨てられないもったいない精神が発動してしまいがちです。

そんなことで、せっかくの素材たちを小出しにZonnigのショップカードやサンキューカードとしてレイアウトに採用していこうと思います。
まずは、女性の写真をピックアップしてレイアウトしていきました。

【サンキューカードレイアウトサンプル】

【ショップカードレイアウトサンプル】

産声をあげるロゴ達。

ロゴの制作は、個人的にはとても好きな仕事です。
クライアントさんからの要望を聞き、それをさらに想像をめぐらせていろいろな方向から焦点を合わせていきます。

以前、依頼のあったロゴ制作では、源氏香の図(げんじこうのず)をモチーフに制作したことがありました。

組香(くみこう)と言って、お香をいくつか焚いて、なんの香りの組み合わせなのかを当てるということを遊びにしていたそうです。桃山時代くらいからあったそうです。

その遊びの中で、5つの香りを嗅いで、5本の縦線を組み合わせて、どの香だったかを記す時に使われていた記号のようなものが『香の図』です。

香りの組み合わせから、それぞれに意味付けもしていて、『常夏』や『乙女』などの名前もつけられてたりします。香りから他の何かに例えるなんて、粋な遊びですよね!

これを知ったとき、そんな粋な遊びを楽しんでいたことになぜかとても羨ましく思ったのと、感銘したというのがデザインに反映させた正直な背景なのですが、和の趣や、その遊び心など、クライアントさんからの要望と一致すると直感で思ったこともデザイン案として提案した決め手でした。プレゼンで、いくつかの資料も用意したのですが、こういう時のデザイン案は、決まってトントン拍子に決まっていきます。初回のデザイン案で、一発採用となりました。

この香りを楽しむ遊びですが、茶道や華道のように『香道』として文化の一つになっているんです。ちゃんと流派もあって、現在でもその美しい文化は続いています。
京都で体験できるところがあるそうで、一度足を運んでみたいと思っています。